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「米を探究する」専門部隊

name:M.T 開発推進室
2022年入社
name:M.T 開発推進室

現在、担当されている仕事の内容を教えてください。

お米に関する基礎研究からはじまり、新商品開発、開発した製品そのものや技術を保護するための特許関連業務、技術的なイベントでの講演、学会発表、大学等との共同研究など、「米そのものにまつわる研究」を担当する部門で業務をしています。

主食であり私たちに身近な玄米はとても小さな粒ですが、複数の層で構成されており、様々な特徴や成分分布を持ちながらも、あまり深く研究されていませんでした。

わたしは、玄米の層ごとの特徴や健康効果を解き明かしたり、玄米の特徴を活かした商品開発、特徴や健康効果を広く伝えられるようにするための仕事をしています。

おコメの研究をする女性

仕事のやりがい、面白さを教えてください。

若手でも社長にダイレクトアタック!
自由な発想で米の可能性を切り開く

普段何気なく食べている米ですが、実は何千もの成分が含有されていたり、構成する層によって機能性も異なるなど、米にはまだまだ明らかにされていない世界が広がっています。そのような発見をとおして身近なお米の可能性を広げられること、また、栄養成分が多い糠を美味しく摂取できる商品を通して、人々の健康に貢献できることに魅力を感じています。

また、米と精米加工の研究第一人者である社長の直属部隊であるため、若手でありながらも社長案件を受け持ち、私自身が社長に直接報告しに行くこともあります。日本は長年にわたる米文化が定着している一方、“精米加工”に関する研究事例はないため、社長の長年の実績と経験に裏付けされた理論展開や観点には、日々、驚きと学びが多く、自身の成長にもつながっています。

これらは業務のほんの一部で、若手でも幅広い業務にチャレンジできる環境もやりがいを感じるところです。

仕事にあたる上で、大切にしていることを教えてください。

いろいろなことに興味を持って、自分の目で確かめる

興味を持つことが新たな発見の第一歩になるため、常に意識して、業務に当たっています。また、その興味から生まれたインプットは、人から聞いた話をそのまま人に伝えるのと、自分で確かめたうえで人に伝えるのとでは説得力や臨場感に差が出ることを痛感することが多々あります。学生時代は、一方通行で学ぶことがメインで教えられたことが正しいものだと疑いを持つことはありませんでしたが、仕事をするうえでは「確かめる」ことが非常に重要です。さらに結果のみでなく「過程」にも重きをおくように心がけています。

また、アウトプットする上では、伝え方にも気をつけるようになりました。難しい内容であるほど、言葉のみで伝えるのは難しいため、ときには手書きで図やイラストを描き視覚的にも伝えるようにしています。「伝える≠理解される」ことを意識することで、自分自身の成長にもつながっていると実感しています。

おコメのサンプルを提示する女性

これからの目標を教えてください。

研究実績を「社会実装(社会での活用)」につなげていく

現在の部署に配属されてからお米に関する学術的な知識をインプットしてきましたが、引き続き知識を増やしていきながら、今後はより多くの人に伝えたり、商品開発に繋げるなどアウトプットすることを増やして社会に貢献していきたいです。

また、社会実装には“米”についての知識や理解をより深めるのみでなく、得られた知見を具現化するための精米機器の開発が必要になることから、機械や機械製作についての知識やスキルも身につけていきたいと考えています。