JAいるま野×坂戸市×東洋ライス
活動日誌
2023年9月12日

稲刈りを行いました!

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稲が出穂してから約40日が経過しました。
黄金色に実った稲がキレイですね!

前回の記事にも書いたように、今回田植えをした「彩のきずな」の刈り取りは、出穂してから35~40日程度がベストタイミング! JAいるま野さんからのアドバイスのもと、9月9日に稲刈りイベントを実施することとなりました。
前回の田植えイベントにご参加いただいた皆様と共に収穫の喜びを共有できるよう、JAいるま野様、坂戸市役所様と共に準備を進めてきました!

しかしながら、イベントの前日から当日にかけて台風13号が接近するに際し、JAいるま野さんとの協議の上、イベントを中止することとなりました。
残念ですが、参加者の皆様の安全のためには仕方ありません。

改めて、台風も去って稲穂が乾燥した12日、田んぼを管理してくださっていた農家の石川さんや、JAいるま野さん、東洋ライス社員で、稲刈りを実施しました。

この写真からも分かるように、既に田んぼからは水が抜けています。
これは、稲刈りをする5~10日前に行う「落水(おとしみず)」という作業で、田んぼから水を抜いて田んぼのぬかるみを無くすことで、稲刈りしやすい足場にするのです。

また、稲刈り直前には、稲穂が乾燥しているのかも要チェック!
雨や朝露で稲が濡れていると、稲が重くて刈り取りがしづらくなります。
コンバインという大きな機械で刈り取る時にも負荷がかかるので、しっかり稲穂が乾燥していることが大事なのです。
今回も、稲穂が乾燥していることを確認し、稲刈りに入りました。

農家の石川さんのコンバインで、次々に稲穂を刈り取っていきます。

横から見た稲刈りの様子。このようにして刈り取っていくんですね。

コンバインが入りにくい部分は、人の手でカマを使って刈り取っていきます。

人の手で刈り取った稲は、コンバインにいれていきます。
コンバインは、稲を刈り取るだけではなく、「脱穀(だっこく)」という稲穂から籾(もみ)だけを外す作業もしてくれるのです。

稲穂から外された籾は、コンバインの中にある「グレンタンク」に貯め込んだ後、近くに停めているトラックの荷台に排出します。

このようなやり方で、コメの収穫は行われるんですね!

稲刈り前後の田んぼのビフォーアフターです!
すっかりキレイに収穫されました!

最後に、今回の田んぼを最初から最後までしっかり面倒を見てくださった、農家の石川さんの写真をパシャリ!
石川さん、本当にありがとうございました!

この後、収穫された「彩のきずな」は、しばらく乾燥させて「脱稃 (だっぷ)」(籾から籾殻をとって玄米にすること)した後、東洋ライスの精米工場で金芽米に加工して、今回のプロジェクトに参加していただいた皆様にお送りします!

もちろん、金芽米をBG無洗米加工する時に生まれる有機JAS資材の「米の精」は、来年に向けた田んぼの土作りや家畜の飼料などに活用されます。
このようにして、まるで「米が巡る」ような循環型農業が実現されているのです。

米の精
米の精について詳しくはこちら

巡る米作りプロジェクト

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