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第59期(2020年3月期)決算報告

東洋ライス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:雜賀慶二)の 第59期(2019年4月~2020年3月)における決算及び事業内容が昨日行われた定時株主総会において承認されましたので、下記の通り報告致します。尚、本年の決算報告は、新型コロナウィルス感染予防の観点から、書面のみのご報告になることをご了承下さい。

① 決算報告(概況)
当期の売上は9,145百万円、税引前当期純利益は1,444百万円でした。また、当期純利益は949百万円と前年度に比べ約17%減少しましたが、これは、昨年、一昨年と損益計算書上の営業外損益で大きく為替評価の影響を受けていたものを、今期決算より、外貨建有価証券の評価方法を貸借対照表上での評価方法に見直したことにより、損益計算書には本業によって得られた損益のみが計上されたことによるものです(別紙1、2)。なお、各セグメントの状況は下記の通りです。

[コメ事業部門]
本年2月以降、「新型コロナウィルス」の感染拡大は国内外の経済活動に甚大な打撃を与えましたが、当社においては、かねてより医療費削減を目指し推進してきた金芽米、金芽ロウカット玄米という「医食同源のコメ」が改めて注目を集める結果となりました。即ち、消費者の関心は日々食する食事により自己免疫力を上げることに集まり、特に「金芽ロウカット玄米」については、昨年7月以降、POSデータにて玄米カテゴリー部門1位を守り続け(別紙3参照)、本年2月以降ではさらに急伸し、最終的には前年比120%の3、360トンと大きく伸ばす結果となりました。
一方、「金芽米」については、一般消費者向けは増加したものの、コロナによる外食需要減少の影響を受け、全体では前年比97%の5万トンとやや微減する結果となりました。

[BG無洗米加工事業][精米機器関連事業]
今年度のBG無洗米の合計加工数量は45万トンとなり、前年度45万3千トンから微減(前年比99.3%)となりましたが、我が国のコメ消費量が年々減少している中、BG無洗米が我が国のコメ消費量に占める割合は毎年拡大しております(別紙4参照)。
精米機器関連事業においては、米穀企業の設備投資意欲が低下している中、当社では、数年前より老朽化したBG無洗米機の入れ替えを毎年数台ずつ行っており、当期は2機の更新を行いました。さらに当期は、昨年8月に発表した『美味』で『高歩留まり』で『健康に良い酵素活性度が高い』という差別化を実現した『新BG無洗米』への改造に注力し、BG無洗米機を設置している18精米工場において無償にて実施し、完了しました。このように、新型BG無洗米機装置のリニューアルや改造は、当社の費用負担により行っている為、当期決算では売上計上はなく、費用のみ計上しております。これがBG無洗米装置の最大の特徴であり、顧客はほとんど費用負担をかけずに、常に新しい装置を使用でき、最新の加工技術により高品質のBG無洗米が販売できるメリットがあります。

以上の通り、当期の精米関連機器事業は、 コロナ禍もありBG無洗米機のリニューアル工事がメインで、売上金額としては前年比85%となりました。

尚、既報の通り、昨年11月に国連欧州本部において日本企業として初めてSDGsへの貢献活動の報告を行いました。これは約30年前のBG無洗米の開発による環境問題の解決、金芽米による健康問題の解決、またそれらBG無洗米の副産物「米の精」による循環型農業の実現など、SDGsが提唱されるはるか以前の約30年前より、当社並びにBG無洗米製造企業らが取り組んできた活動がSDGs17項目の内、14項目にも及んでいること、更には、何よりもそれらの活動が事業活動の中で行われていることが評価されたものであり、それによって、多くの関係先との間でSDGs事業を当社と共同して推進しようとしていた矢先にコロナ禍により中断しましたが、その終末が近づきつつあることから、近く進展が見込まれるところであります。

[太陽光発電事業部門]
発電設備の総出力は、前年と同様の約2.1MWで、総発電量は天候不順が若干影響して2,980,590kwh(前年比96%)となりました。

② 主な事業報告
[金芽米および金芽ロウカット玄米の動向について]

  • 2019年4月より愛知県内の小中学校に広く金芽ロウカット玄米が提供されました。地元愛知県産「あいちのかおり」を金芽ロウカット玄米にすることで、地産地消が実現できる上、摂取の難しい食物繊維を主食のご飯から摂取できるとして、採用されました。食味も非常に良く児童、生徒から大好評を得ており、食べ残しも少なくなっている(同県の担当管理栄養士談)とのことです。
  • 2020年3月、日本水産より冷凍おにぎり「金芽米でつくった!鶏五目おにぎり」「金芽米でつくった!牛焼肉おにぎり」2アイテムが発売されました。金芽米を使用した市販向けで初めての商品で全国の主要量販店で販売されています。
  • JR東日本リテールネットが運営する「NewDays」「NewDaysKIOSK」で「金芽ロウカット玄米」を使用したおにぎり「ロウカット玄米おにぎり」が11月より販売されています。女性や健康志向の方に「体に良いものを手軽に摂ってもらいたい」という想いから開発され、毎週具材を変えて新商品が発売されています。

[米粉事業について]

  • 今年1月に、家庭でも簡単に「米粉100%」のパンケーキが作れる「金芽米の米粉パンケーキミックス」を「キンメッコ健康クッキングシリーズ」第一弾として、通信販売から発売しました。発売当初から楽天市場など通販サイトで上位にランキングされるなど順調な滑り出しを示しています。
    本年に入ってからは、「巣ごもり」生活者の増加に伴い想定以上の注文増に急遽生産体制を強化し、現在も増産に増産を続けています。

[海外展開について]

  • 海外事業につきましては、現在13ヶ国で金芽米、金芽ロウカット玄米が展開されていますが、当期は特に香港、シンガポール、米国、台湾を重要拠点と位置付け活動を展開しました。その結果、中でも香港においては、大規模デモや新型コロナウィルスの影響があったものの量販業態に注力しました。特に地道な販促活動が奏功し、現地において高価格帯商品であるにもかかわらず非常に健闘し、売上は前年比218%となりました。

第59期(2020年3月期)決算報告(別紙1、2)

ロウカット玄米POS(別紙3)

BG無洗米占有率グラフ(別紙4)