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秋田県美郷町、秋田おばこ農業協同組合、東洋ライス株式会社 包括連携協定を締結
― 東北地方で初となる「金芽米」活用事業を展開 ―

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この度、秋田県美郷町(町長:松田知己、以下「美郷町」)は、秋田おばこ農業協同組合(本店:秋田県大仙市佐野町5-5、代表理事組合長:齊藤武志、以下「JA秋田おばこ」)と東洋ライス株式会社(本社:東京都中央区銀座5-10-13、代表取締役社長:雜賀慶二、以下「東洋ライス」)と包括連携協定を締結することとなりました。

本協定により3者が連携協力し、JA秋田おばこが集荷した秋田県美郷町産「あきたこまち」を、東洋ライス独自の精米技術により、栄養とおいしさを両立した「金芽米(きんめまい)※1」 に加工し、未来を担う美郷町の子供たちへの学校給食での提供や食育推進、地域の農業振興、町民の健康増進など、地域住民の健やかな暮らしと、持続可能な農業と地域社会の構築を目指してまいります。

具体的には令和7年11月から、町内小中学校の学校給食[児童生徒数1,043人(令和7年7月1日現在)、年間約14トン使用予定]での「金芽米」提供、JA秋田おばこ あぐりスクールの農業体験学習による食育事業、町内2施設(道の駅美郷、美郷屋)にて「金芽米」の店頭販売と道の駅美郷内にあるレストランでの提供を開始します。さらにこの取り組みを広げ、町内の妊婦の皆様を対象とした金芽米の贈呈、美郷町の魅力を発信する手段としてふるさと納税返礼品のラインナップとして金芽米を追加、高齢者施設での金芽米の提供、有機質資材「米の精(こめのせい)」を活用した農業振興事業を予定しております。なお、「金芽米」を扱う自治体の事業としては、東北地方で初の取り組みとなります。

包括連携協定における連携事項

  1. 農業振興に関すること
  2. 食育推進に関すること
  3. 健康増進に関すること
  4. 地域活性化に関すること
  5. 美郷町の魅力発信に関すること
  6. その他3者が必要と認める事項に関すること
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金芽米 美郷町産あきたこまち5kg

※1「金芽米」は、東洋ライス株式会社の独自の精米方法によって、白米では精米の段階で取り除かれている栄養成分と旨み成分が多い「亜糊粉層(あこふんそう)」と胚芽の基底部である「金芽」を残し、栄養と美味しさの両立を実現した健康志向の無洗米です。胚芽の基底部が金色に輝くことから「金芽米」と名づけられました。

有機質資材「米の精(こめのせい)」を活用した循環型農業の推進

美郷町が進めている、堆肥「美郷の大地」を活用した耕畜連携による循環型農業と、JA秋田おばこが取り組む、金芽米の製造過程で生まれる副産物を再資源化した有機質肥料「米の精」を活用した環境にやさしいコメ作り。今回の包括連携協定により、これら2つの取り組みが相互に関係し合い、地域資源を最大限に活用した循環型農業のさらなる推進を図ってまいります。これにより、環境負荷の軽減と持続可能な農業の両立を実現するとともに、美郷町産米のブランド力を一層高めていくことを目指します。

「秋田県美郷町、秋田おばこ農業協同組合、東洋ライス株式会社 包括連携協定を締結」画像3

秋田県美郷町の概要

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秋田県美郷町は、秋田県の南東部に位置し、東に奥羽山脈、西に仙北平野が広がる肥沃な土壌と、町内各地に114ヵ所の湧水が確認され、名水百選にも選定されるなど豊富な水資源に恵まれた町です。
初夏にはラベンダーの紫と白(町オリジナル品種)が観光客の目を楽しませ、冬は六郷のカマクラ・竹うちなどが有名です。

秋田おばこ農業協同組合の概要

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秋田おばこ農業協同組合は、2市1町(大仙市、仙北市、美郷町)およそ11万人の住民が生活する地域を管内とする広域JAです。
管内に広がる仙北平野は、全国で有数の「あきたこまち」を生産する穀倉地帯となっており、豊穣の地と呼ぶにふさわしい地です。
当組合の生産者は、米産地としての自覚と責任を胸にいだき、安全・安心そして高品質でおいしい米作り、さらには環境に優しい永続できる米作りに取組んでいます。

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