宮崎県新富町と東洋ライス株式会社の包括連携に関する協定締結について
~新富町産米等を活用した食育推進、農業振興、そしてスポーツ振興~

この度、宮崎県新富町(町長小嶋崇嗣、以下「新富町」)と東洋ライス株式会社(代表取締役社長:雜賀慶二、和歌山本社:和歌山市、以下「東洋ライス」)は、新富町産米を活用した食育の推進や、農業振興、スポーツ振興等を通じて地域活性化を目的とした包括連携協定を令和7年10月9日付で締結しました。
具体的には、新富町産米を「金芽米(きんめまい)」※に加工し、令和8年度から町立小中学校の学校給食で提供するほか、ふるさと納税返礼品としての採用などを検討しており、今後連携事業を拡大していく予定です。
協定締結式では、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会副会長の清宮克幸様に立会人をお願いし、今後も新富町内における「食と運動」を中心とした健康増進に関する講話や、スポーツ振興事業を通じて、両者の取り組みをご支援いただくこととなっております。
※「金芽米」は、東洋ライス独自の加工技術によって、ビタミンやミネラルなどの滋養源である玄米の栄養を残したまま、美味しく、消化性に優れたコメです。一般的な精米加工ではヌカと一緒に取れてしまう、栄養と旨味成分が含まれる「亜糊粉層(あこふんそう)」を表面に残すことで、ほのかな甘みを感じられるのが特徴です。近年では、金芽米等の継続摂取による健康への効果を実証し、論文発表されています。
本協定では、以下の取り組みを推進します。
- 農業振興に関すること。
- 町民の健康増進に関すること。
- 食育に関すること。
- 地産地消に関すること。
- 防災、減災に関すること。
- 情報発信に関すること。
- スポーツ振興に関すること。
- その他本協定の目的を達成するために必要と認める事項に関すること。
【新富町の概要】
新富町は、宮崎県海岸部中央に位置し、野菜や果物の促成栽培や畜産が盛んな町です。太平洋に面した海岸線はアカウミガメの産卵地であり、台地には日本遺産にも認定された新田原古墳群が点在するなど、歴史があり自然が豊かな町です。
町の総面積は69平方キロメートルで、人口15,713人(2025年9月1日時点)。宮崎空港から1時間程度と交通の便も比較的よい立地にあり、国防を担う航空自衛隊新田原基地が台地の上に所在します。
近年は、J3に所属するテゲバジャーロ宮崎のホームスタジアムやフットボールセンターが整備され、なでしこ1部に所属する女子サッカーチームヴィアマテラス宮崎がホームタウンとして活躍するなど、サッカーを中心としたスポーツ振興も取り組んでいます。