閉じる

北海道上川町、東洋ライス株式会社 未来共創パートナーシップ協定を締結
~北海道では初となる「金芽米」活用事業を展開~

「北海道上川町、東洋ライス株式会社 未来共創パートナーシップ協定を締結」写真

この度、北海道上川町(町長:西木光英、以下「上川町」)、東洋ライス株式会社(代表取締役社長:雜賀慶二、以下「東洋ライス」)は、北海道産米を活用した、農業振興及び健康増進や食育の推進などを通じた地域社会の発展を目的とした、未来共創パートナーシップ協定を12月12日付で締結することとなりました。本協定により、両者連携のもと以下の取り組みを推進してまいります。なお、「金芽米」を活用した自治体事業としては、北海道で初の取り組みとなります。

■北海道産米を原料とした「金芽米(きんめまい)」の推進

北海道産米を、東洋ライス独自の加工技術によって「金芽米」に精米し、それを活用した施策を展開・検討してまいります。

金芽米は、通常の精米方法ではヌカと一緒に取れてしまう、栄養と旨味成分が含まれる「亜糊粉層(あこふんそう)」を表面に残すことで、ほのかな旨みや甘みを感じられるのが特徴で、滋養源であるビタミンやミネラルなどの玄米の栄養を美味しく摂取でき、消化性に優れた無洗米です。近年では、多くの自治体で学校給食などに採用されているほか、さまざまな企業や団体において金芽米等の継続摂取による健康への効果が実証され、論文発表されています。

■プッシュ型妊産婦支援の推進

上川町出産子育て応援ポータル(※1)にて、妊産婦の健康増進および元気な赤ちゃんを産んでいただけるよう、令和8年1月以降に妊娠届を出された方を対象に、出産子育てウェルカムパスポート(※2)内において、妊娠期に申請1回につき5kgの金芽米を合計2回プレゼントします(年間約10名を想定)。

妊産婦の方が「欲しいタイミングで申請できる仕組み」となっており、ライフスタイルに合わせた柔軟な支援を実現します。

アプリの配布開始は、令和8年1月頃を予定しています。食で妊産婦の方の健康増進を支えるのはもちろん、利用者の時間的制約や手続きの煩雑さ、「忘れてしまうかもしれない」という不安など、心理的な負担にも寄り添い、心身ともに健やかに過ごしてもらえる妊産婦支援を進めてまいります。

(※1) 上川町出産子育て応援ポータル
多忙さや体調変化の激しい妊産婦が窓口訪問を最小限にし、適時適切にスマートフォンアプリにて妊娠出産に必要なサービスを予約や申請・受け取り可能にする仕組み

(※2) 出産子育てウェルカムパスポート
一般社団法人寄進が提供する、デジタルプッシュ型妊娠出産応援パッケージ。妊婦専用の保険・妊産婦のピアカウンセリングアプリ「ママリ」などを一体的かつ適時適切に利用者が申請・受け取りをすることができる。

上川町出産・子育て応援ポータル 画面イメージ
上川町出産・子育て応援ポータル 画面イメージ

【未来共創パートナーシップ協定における連携事項】

  1. 農業振興に関すること
  2. 市民の健康増進に関すること
  3. 食育に関すること
  4. 防災(非常時の食料提供)に関すること
  5. 地産地消の推進に向けた取組に関すること
  6. 地域活性化のために行う産業振興の取組に関すること
  7. その他前条の目的を達成するために必要な取組に関すること

【北海道上川町の概要】

「北海道上川町」サイトはこちら ※外部サイトに移動します


上川町は、北海道のほぼ中央に広がる日本最大の山岳自然公園「大雪山国立公園」の北方部に位置し、大雪山連峰と北海道第一の河川、石狩川の清流に恵まれた自然豊かな町。大雪山系の一つ、黒岳への登山口には北海道有数の温泉地である層雲峡温泉があり、秋には「日本一早い紅葉」が見られる。通年型山岳リゾートタウン構想を掲げ、自然や四季を生かして年間を通した観光客の受け入れを目指すとともに、大雪山の自然と共存する暮らし・関係人口の関わり方に挑戦している。

近年では、上川町での新しい働き方をテーマに移住者や関係人口の創出を図る「カミカワークプロジェクト」サイトはこちら ※外部サイトに移動します を実施。最近では上川町東京事務所を設立、都市部の企業との連携事業の実施など先駆的な地方創生プロジェクトに数多く取り組んでいる。

印刷用PDF