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銘酒「八海山」の製造元・八海醸造が『飲む玄米』を発売!

銘酒「八海山」の製造元・八海醸造が『飲む玄米』を発売!

新潟が生んだ銘酒「八海山」を製造する八海醸造が、ロウカット玄米を使ったノンアルコール飲料『飲む玄米』を2022年9月に発売しました。

近年、甘酒市場は、“飲む点滴”と呼ばれ注目を集めつつありますが、八海醸造では、2009年より『麴だけでつくったあまさけ』を発売。今回同シリーズの新ラインアップとして登場したのがロウカット玄米を原料とした『飲む玄米』です。

今回は、「ロウカット玄米ファミリー探訪」ということで、同社の広報渉外部 浜崎様にお話を伺いました。

よりよい酒を、より多くの人に

「八海山」と言えば日本酒でとても有名ですが、お酒造りで大切にされていることは何ですか。

“高品質なお酒をより多くの人に飲んでいただくこと”を日頃から大切にしていますね。当たり前ですが、品質を大事にしているので、慎重に造っています。

とくに、麹造りの微妙な水分量やさばけ具合、もろみの発酵の精細な過程など、まだまだ人間の五感が優っている作業は「人の感覚」を大事にしています。

一方で、全て手造りでなければいけないという頑固なこだわりはなく、人と同程度のことができる精細な機械があればそちらもうまく活用しています。

酒づくりでは手作業を大切にしながら製造している
酒づくりでは手作業を大切にしながら製造している

伝統と最先端の技術をうまく組み合わせている感じがします!品質の良さは、麹と水に秘密があるのでしょうか。

土地柄、水に恵まれているのは、とてもありがたいです。弊社の地元南魚沼は、ミネラル分が少ない極軟水なので、発酵させる餌になるものが少なく難しい工程ですが、その分クリアな酒になります。

水は、霊峰八海山の雪解け水が地下に溜まってろ過して出てきた伏流水です。

麹とロウカット玄米でつくったあまさけ『飲む玄米』

自然の営みを大切に紡いできたのでしょうね。日本酒と同様に、大切な商品である「あまさけ」発売のいきさつを教えてください。

麹甘酒は、酒蔵であれば、その存在や美味しさを知っていると思います。酒造りで培った技術の麹で造れば、美味しいものができる確信がありました。

最初は、アルコールだと間違われるといけないので、「八海山」の名前は出さずに販売していました。

「麹あまさけ」の豆乳割り
「麹あまさけ」の豆乳割り♪ホットでもアイスでもOK!

「甘酒」と聞くとアルコールが入っていると思っている人も多いでしょうか。

まだまだ多くいらっしゃるのではないでしょうか。麹甘酒自体は江戸時代の文献にも残っていて、それ以上前から飲まれていたものです。

ただ、昭和に入って、酒粕と砂糖と水を煮溶かしてつくる「酒粕甘酒」がよく飲まれるようになりました。酒粕甘酒は酒粕に酒とこし分けた際のアルコールが多少残っているためアルコールを含むので、そのイメージが強くなっていったのだと思います。

「麹甘酒」と「酒粕甘酒」の違いは何でしょうか。

大きな違いは、「アルコールを含むか含まないか」と「原料」の違いです。

「麹甘酒」:
ノンアルコール。原料は米麹。米麹の糖化発酵による自然な甘みがあり、砂糖は加えない。麹のかおり。

「酒粕甘酒」:
アルコールを含む。原料は酒粕。そのままだと甘みがないので、砂糖を加えている。酒のかおり。

「甘酒」が苦手とされる方は、「酒粕甘酒」のイメージが強く、「麹甘酒」を飲んだことのない人が多いと思われます。

商品戦略本部 広報渉外部 浜崎主任
「私は、夏場はずっと炭酸割りで飲んでます!」と話す
広報渉外部 浜崎様
あまさけの『炭酸割り』♪
浜崎様がおすすめするあまさけの飲み方は『炭酸割り』♪

「麹甘酒」は“飲む点滴”と呼ばれていますが、栄養成分なども研究されているんですか。

社内の研究開発室で研究しています。麹甘酒は、350以上の成分が入っているので、体が弱って物を食べづらい人や妊娠中の方にもおすすめです。

麹甘酒による便通改善や大腸炎予防についての効果なども明らかになってきています。

コロナ禍になって免疫力が話題になり、発酵が注目されたことで、「麹甘酒」の健康効果を期待する人が増えました。

何故、玄米に注目されたのでしょうか。また、その中でもロウカット玄米を選んでいただけたポイントを教えてください。

「麹甘酒」自体もそうですが、玄米が持つパワーが魅力的でした。

通常の「麹甘酒」は精米した白米を使用しますが、ロウカット玄米は白米のように加工しやすく、私たちが希望する「麹甘酒」の従来の形を崩さない商品づくりに適していました。

(左):『飲む玄米』、(右):原料の『金芽ロウカット玄米』
(左):『飲む玄米』、(右):原料の『金芽ロウカット玄米』

東洋ライスからすると、「玄米は食べる物」という認識なので、商品名の『飲む玄米』というのは面白いですね。最後に、今後の展望を教えてください。

「飲む玄米」はノンアルコールなので、お子様からシニアの方まで、幅広く老若男女に飲んでいただきたいです。

飲み方や食べ方についてのレシピも多数ご用意しているので、ぜひホームページをチェックいただければと思います。

また、他の商品もそうですが純粋に“よりよい製品を、より多くの人に”ということを大切にしていきたいと思います。

まとめ

今回の「ロウカット玄米ファミリー探訪」では、ロウカット玄米を使ったノンアルコール飲料『飲む玄米』について、ご紹介しました。

「甘酒」には、「麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類がある。「麹甘酒」は、ノンアルコールで350以上の成分が入っていて、たくさんの健康効果が明らかになってきているなど、初めて知ることばかりでした。

これからも「ロウカット玄米ファミリー探訪」では、様々なロウカット玄米の仲間たちをご紹介していきます。お楽しみに~!

【八海醸造様 各サイト】
「麹だけでつくったあまさけ」サイトはこちら
「HAKKAISAN ONLINE STORE」あまさけページはこちら
「八海醸造」サイトはこちら

【「金芽ロウカット玄米」リンク先】
「金芽ロウカット玄米」についてはこちら
「商品情報」についてはこちら
「金芽米オンラインショップ」はこちら