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TOYOとうようバケツ稲いね同どう好こう会かい 2025バケツの中なかの小ちいさな田たんぼ
〜稲いねが教おしえてくれたこと〜

baketsuine
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公開日:2025年12月22日
更新日:2026年08月28日

みなさん、「バケツ稲いね」にチャレンジしたことはありますか?
バケツを田たんぼに見立みたてて、その中なかで稲いねを育そだてることを指さします。

バケツ稲いねは、いわば「自分じぶんの田たんぼ」であり、ご自宅じたくや学校がっこうなど身近みじかな場所ばしょで実践じっせんできる「食育しょくいく」として多おおくの学まなびを体験たいけんできます。
しかし、実際じっさいに育そだててみると、気温きおんなどの関係かんけいでしっかりと実みのらず失敗しっぱいしてしまうケースもちらほら見みかけ、難むずかしい面めんもあります。

そこで今回こんかいは、東洋とうようライス新入しんにゅう社員しゃいん(入社にゅうしゃしたての1年生ねんせい)が実践じっせんしたバケツ稲いね体験たいけんをお届とどけします!
ご自身じしん・ご家族かぞくと一緒いっしょに「稲いね」が育そだつ過程かていをご覧らんいただけるとうれしいです。

それでは!
主人公しゅじんこう「コメオくん」と一緒いっしょに、バケツ稲いねの世界せかいに飛とび込こんでみましょう♪

目次もくじ

TOYOとうようバケツ稲いね同どう好こう会かい

やっほー!ぼく、TOYOとうようバケツ稲同好会いねどうこうかいのコメオだよ。

今年ことしの6月がつから、東洋とうようライスの社員しゃいんのみんなが小ちいさなバケツにぼくたちの仲間なかまの苗なえを植うえて、大切たいせつに育そだててくれたんだ。

毎日まいにち少すこしずつ成長せいちょうするぼくたちの姿すがたを見みてもらいながら、自然しぜんの力ちからや「お米こめができるまで」の大切たいせつさをみんなで学まなんできたよ。

このページでは、ぼくたちの成長日記せいちょうにっきを紹介しょうかいするね!

ぼくたちの仲間なかまたち

2025年ねん6月がつ中旬ちゅうじゅん

稲苗を植えたコンテナ
稲苗いねなえを植うえたコンテナ

バケツとコンテナに稲苗いねなえを植うえたよ。
植うえるときは稲苗いねなえが寝ねていても、生長せいちょうにつれて立たち上あがって伸のびるんだ。
稲苗いねなえを植うえる間隔かんかくは、けっこうあけるんだね。

東洋とうようライスといえば、 BGびーじー無洗米むせんまい。
だから、化学かがく肥料ひりょうだけじゃなく、「米こめの精せい(お米こめのとぎ汁じる成分せいぶん)」も肥料ひりょうに使つかうんだ。

なぜかって?

〇化学かがく肥料ひりょうと「米こめの精せい」のちがい

【化学かがく肥料ひりょうの特徴とくちょう】

  • 植物しょくぶつが必要ひつようとする栄養えいようをピンポイントで速はやく届とどける
  • 植物しょくぶつのためだけの栄養えいようなので、土つちは固かたいまま
  • 根ねの成長せいちょうの助たすけにはならない

【米こめの精せい(有機ゆうき肥料ひりょう)の特徴とくちょう】

  • 土壌中どじょうちゅうの微生物びせいぶつのエサになり、分解ぶんかいされてゆっくり植物しょくぶつの養分ようぶんへ
  • 微生物びせいぶつが働はたらくので、土つちがフカフカになり、根ねの成長せいちょうにも良よい
  • 多種たしゅ多様たような栄養えいよう成分せいぶんで土つちも植物しょくぶつも元気げんきになる

お米こめのとぎ汁じるはそのまま流ながすと川かわや海うみを汚よごすだけなのに、肥料ひりょうとして活用かつようする東洋とうようライス…すごい!

シーモンキー(ホウネンエビ)さん
シーモンキー(ホウネンエビ)さん

数日後すうじつご・・・
水みずの中なかでシーモンキー(ホウネンエビ)さんが遊あそんでいたよ!

田たんぼの土つちの中なかに隠かくれてやってきたのかな?
尻尾しっぽの付つけ根ねに白しろい卵たまごが見みえるから、メスのシーモンキーさんだね。

今回こんかいは茶色ちゃいろだけど、透明感とうめいかんのある白色しろいろや緑色みどりいろ、青色あおいろを帯おびるシーモンキーさんもいるよ。
来年らいねんは近ちかくの田たんぼで色違いろちがいの仲間なかまを探さがしてみてね。

ぐんぐん成長中せいちょうちゅう!

2025年ねん7月がつ中旬ちゅうじゅん

分けつが進んだ稲の株
分ぶんけつが進すすんだ稲いねの株かぶ

分ぶんけつ(一ひとつの茎くきの根元ねもとから新あたらしい茎くきが次々つぎつぎと生はえてくる)が進すすみ、株かぶが大おおきくなったね。
土つちの下したでは根ねがしっかり張はって、稲いねがまっすぐ上うえに向むかって伸のびてきたよ。

稲苗いねなえを植うえたときは間隔かんかくをけっこうあけるんだと思おもったけど、びっしり!
お隣となりさん同士どうじがケンカしないようにスペースをあけてたんだね。

タニシさん
タニシさん
カエルさん
カエルさん

タニシさんも見みつけたよ。土つちの下したに隠かくれていたのかな?

さらに、和歌山わかやま駅えき近ちかくの都会とかいにもかかわらず、カエルさんまで遊あそびに来きてくれたんだ。
いらっしゃい!

イトミミズさんの穴
イトミミズさんの穴あな

そして、土つちの表面ひょうめんには、小ちいさな穴あながたくさん。
よく見みると、イトミミズさんがいーっぱい出でてきたよ。
でも、穴あなから出でているのは“顔かお”じゃなくて“尻尾しっぽ”なんだって。

イトミミズさんは、田たんぼの土壌どじょうを豊ゆたかにし、雑草ざっそうを抑制よくせいしてくれるんだ。
土つちの中なかの有機物ゆうきぶつを食たべて、尾おを土つちの表面ひょうめんに出だしてフンをすることで、土つちを耕たがやし、栄養分えいようぶんを土つちの表面ひょうめんに供給きょうきゅうするんだよ。

最初さいしょにまいた『米こめの精せい』がエサになって、土つちが良よくなっている証拠しょうこだね。
小ちいさなバケツやコンテナだけど、こんなに生いき物ものがいるんだ!

2025年ねん8月がつ中旬ちゅうじゅん~9月がつ上旬じょうじゅん

〇出穂しゅっすい

出穂
出穂しゅっすい
出穂

稲いねの穂ほが顔かおを出だしたよ。
出穂しゅっすいといって、お米こめを作つくる農家のうかさんは、この“出穂しゅっすいの日ひ”から収穫しゅうかく時期じきを決きめるくらい大切たいせつなんだ。

稲いねの穂ほって、茎くきみたいなところから割わって出でてくるんだね。
稲いねの中なかで穂ほが成長せいちょうしてから飛とび出でてくるなんて、想像そうぞうもしてなかったよ。

籾の横断面
籾もみの横断面おうだんめん
籾の縦断面
籾もみの縦断面じゅうだんめん

(引用いんよう文献ぶんけん:稲学いねがく大成たいせい第1巻だいいっかん 形態編けいたいへん / 発行所はっこうじょ:社団しゃだん法人ほうじん 農山のうさん漁村ぎょそん文化協会ぶんかきょうかい / 発行年はっこうねん:1990年ねん11月がつ10日か)

出穂しゅっすいしたばかりの籾もみを切きってみたら、

  • 雄ゆうずい(雄おしべ)
  • 雌しずい(雌めしべ・子房しぼう)
  • 花粉かふん

など、本ほんに書かいてあるとおりだ!
実際じっさいに自分じぶんの目めで見みるっておもしろいね!

〇開花かいか

稲いねは出穂後しゅすいご、受粉じゅふんするため、午前中ごぜんちゅうの約やく2時間じかんだけ開花かいかするよ。
しかも、ミツバチさんじゃなくて“風かぜ”の力ちからで受粉じゅふんするんだ。

稲いねの花はなには花はなびらがなく、籾殻もみがらになる緑色みどりいろの2枚まいの頴えいがパカッと開ひらくと開花かいか状態じょうたい。
開花時かいかじは、雄おしべが飛とび出だしてきて花粉かふんを飛とばすよ。

穂ほの先端せんたんから順番じゅんばんに咲さいていくのは、種たねを残のこすために開花かいか時期じきをずらして受粉じゅふんしているからなんだ。

開花した後の籾
開花かいかした後あとの籾もみ

開花かいかした後あとの籾もみを解剖かいぼうしてみると、

  • 雌めしべに花粉かふんがついて受粉じゅふん
  • 子房しぼう(お米こめになる部分ぶぶん)が膨ふくらんできている

という状態じょうたいが観察かんさつできたよ。

〇登熟とうじゅく

重みで穂が垂れ始めた稲
重おもみで穂ほが垂たれ始はじめた稲いね

ぺったんこだった籾もみが少すこしずつ膨ふくらんできて、重おもみで穂ほが垂たれ始はじめたのも見みられたよ。
籾もみの中なかにお米こめが詰つまってきたのかな?

観察かんさつのときに籾もみをつまんだら、白しろい液体えきたいがぴゅっと飛とび出だしてびっくり!
口くちにふくむとほのかに甘あまかったんだ。

東洋とうようライスの社長しゃちょうさんによると、これはスズメさんの大好物だいこうぶつらしいよ。
中なかの甘あまい汁しるだけをついばみに来くるんだって。

カゴとネットをかぶせた稲
カゴとネットをかぶせた稲いね

だからスズメさんに食たべられないように、カゴとネットをかぶせて守まもったよ。

籾の断面
籾もみの断面だんめん

籾もみの断面だんめんを見みると、白濁はくだくした中身なかみが詰つまってきているね。
でも、透すき通とおった白しろい色いろの“いつものお米こめ”とは違ちがうよ。

2025年ねん9月がつ上旬じょうじゅん~下旬げじゅん

穂がだいぶ垂れてきた稲
穂ほがだいぶ垂たれてきた稲いね

穂ほがだいぶ垂たれてきたね。
籾もみの中なかにお米こめがいっぱい詰つまってきてるんだね!

籾の断面
籾もみの断面だんめん

断面だんめんを見みると、周囲しゅういは白濁はくだくしたままだけど、真まん中なかはいつもの透すき通とおった白しろいお米こめみたいになってきた。

お米こめは中心ちゅうしんからできていくんだ!
全部ぜんぶが透すき通とおった白しろいお米こめのように結晶化けっしょうかすれば、いつも食たべる白しろいお米こめになるよ。

黄金色おうごんいろに輝かがやく収穫しゅうかく

2025年ねん10月がつ上旬じょうじゅん

〇稲刈いねかり

稲刈り
稲刈いねかり

まだまだ青あおい未熟みじゅくなお米こめも多おおいけど、黄金色こがねいろになってかなりこうべが垂たれてきた(稲いねの穂ほに実みが熟じゅくして重おもくなってきて垂たれ下さがってきた)ので、秋雨あきさめの前まえに稲刈いねかりをしたよ。

脱穀
脱穀だっこく

稲いねを刈かった後あとは、天日てんぴで少すこし乾燥かんそうさせてから籾もみと茎くき・葉はを分わける“脱穀だっこく”。
本当ほんとうは道具どうぐや機械きかいを使つかうけど、量りょうが少すくないから全部ぜんぶ手作業てさぎょう!

大変たいへんだけど楽たのしかった!

脱穀後の籾
脱穀後だっこくごの籾もみ

〇籾もみすり

籾すり
籾もみすり

昔むかしの人ひとがやっていたみたいに、すり鉢ばちと棒ぼうで籾もみをすってみたよ。
でも、これが全然ぜんぜんとれない…!

一生いっしょう懸命けんめいやって、ようやく籾殻もみがらから玄米げんまいを取とり出だせたけど、力ちからも時間じかんもすっごく必要ひつようだった。

昔むかしの人ひとはさらにすり鉢ばちと棒ぼうで精米せいまい(玄米げんまいを白米はくまいにする)までやっていたらしいけど、さすがに断念だんねん。
昔むかしの人ひとがお米こめ(ごはん)を食たべるのってすっごく大変たいへんな重労働じゅうろうどうだったんだね。

籾殻から取り出した玄米
籾殻もみがらから取とり出だした玄米げんまい

〇精米せいまい

精米した白米
精米せいまいした白米はくまい

東洋とうようライスの精米機せいまいきを使つかって、籾もみすりをして籾殻もみがらがとれたお米こめ(玄米げんまい)を精米せいまいして白米はくまいにしたよ。
さっきまですり鉢ばちと棒ぼうで苦労くろうしていた作業さぎょうが、ちゃーっと(あっと言いう間まに)白米はくまいに!

文明ぶんめいの力ちからってすごいね。
おいしいごはんになるまであと少すこし。

〇炊飯すいはん

炊飯したごはん
炊飯すいはんしたごはん

自分じぶんたちで育そだてて、籾もみすりして、精米せいまいして、いちからぜーんぶやったお米こめを食たべるのって、一段いちだんじゃなくて数段すうだんと“おいしい”ね!

白しろっぽく濁にごったお米こめや、虫食むしくい跡あとの黒くろい点てんも多おおくて、東洋とうようライスが仕入しいれるような良よいお米こめとは違ちがうけど、炊飯すいはんしてみれば、きれいな白しろいごはんに!

TOYOバケツ稲同好会メンバーで試食
TOYOとうようバケツ稲いね同どう好こう会かいメンバーで試食ししょく

新入しんにゅう社員しゃいん Iあい くんの感想かんそう

稲いねの生育せいいくについて

これまで、田植たうえや稲刈いねかりといった部分的ぶぶんてきな体験たいけんはありましたが、稲いねの生長せいちょう過程かていを実際じっさいに観察かんさつする機会きかいはなかなかありませんでした。バケツ稲いねを育そだてる中なかで、苗なえを植うえるところから収穫しゅうかくまでを一貫いっかんして体験たいけんし、米こめがどのようにして我々われわれの手元てもとに届とどくのかを学まなぶことができました。

また、稲いねを育そだてる際さいにホウネンエビやタニシといった生物せいぶつを見みかけ、水田すいでんは単たんなる食糧しょくりょう生産せいさんの場ばにとどまらず、さまざまな生物せいぶつの命いのちを育はぐくむ場所ばしょとしても機能きのうしていると実感じっかんしました。

稲いねの生育せいいくは、花はなが咲さくまでは順調じゅんちょうでしたが、今年ことしの猛暑もうしょの影響えいきょうもあり、収穫しゅうかくをして籾摺もみすりをした後あとのお米こめが全体的ぜんたいてきに小粒こつぶであったことは印象いんしょうに残のこりました。自然しぜんの力ちからの厳きびしさを直じかに感かんじ、虫むしや鳥とりによる被害ひがいについて実体験じったいけんとして学まなびました。このような小ちいさなコンテナ内ないでも問題もんだいが発生はっせいすることから、農業のうぎょうを営いとなむ方々かたがたがいかに苦労くろうしてお米こめを生産せいさんされているかについて、思おもいをはせるきっかけになりました。

お米こめを食たべた感想かんそう

収穫しゅうかくしたバケツ稲いねは小粒こつぶで、砕米さいまい(しらた)も多おおい印象いんしょうでしたが、炊飯すいはんしてみると、粒つぶが立たっており、美味おいしく食たべることができました。

また、自分じぶんで田植たうえから、収穫しゅうかく・脱穀だっこく・籾摺もみすり・精米せいまいまで行おこなったことで、食たべたときに育そだてたものを口くちにする感動かんどうを覚おぼえました。ただ、食味しょくみ自体じたいは、普段ふだん食たべているお米こめと比較ひかくして、少々しょうしょう劣おとるようにも感かんじました。

次つぎにバケツ稲いねを育そだてる機会きかいがあれば、味あじや収量しゅうりょうを向上こうじょうさせる方法ほうほうを勉強べんきょうして、実践じっせんしてみたいと思おもいます。

みんなに感謝かんしゃだよ

小ちいさなバケツの中なかでも、ぼくたちはしっかり根ねを張はって、季節きせつの移うつろいの中なかで元気げんきに育そだったんだ。

社員しゃいんのみんなが手てをかけてくれて、植うえて、世話せわして、収穫しゅうかくまで見守みまもってくれたおかげで、「お米こめを育そだてるって大切たいせつだな」って、あらためて実感じっかんできたよ。

これからも東洋とうようライスは、「米こめの精せい」やBG無洗米むせんまいみたいに、ぼくたちお米こめの命いのちを大切たいせつにする技術ぎじゅつや活動かつどうを通つうじて、人ひとにも自然しぜんにもやさしい“おいしいお米こめづくり”を続つづけていくんだって!

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