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SDGsへの貢献

1991年、とぎ汁による水質汚染を防ぐため、工場でも家庭でもとぎ汁を一切出さないBG無洗米が完成。とぎ汁が出ない分、下水処理にかかる膨大なエネルギーも節約できます。

「お米のとぎ汁を流すとどうなるの?」画像

画像提供:特定非営利活動法人 全国無洗米協会より

その後BG無洗米の普及が進むことによって確実に汚染物質削減は進み、その実績が評価され、2018年8月には環境省より「エコ・ファースト企業」に認定されました。

それを受けて、全国各地の36社のBG無洗米製造企業を中心に、コメの生産者や消費者まで、約200社を超える企業・団体等で構成されるBG無洗米コンソーシアムを構成し、同年11月には「第一回無洗米未来サミット」を開催し、「無洗米宣言」という形で更なるSDGsへの貢献を内外に宣言した。更に、2019年2月には、BG無洗米コンソーシアムを構成する約400名により、ギネス世界記録「最大のサステナブルフードレッスン(複数会場)」を達成した。

とぎ汁を出さないことによる汚濁物質(BOD、COD、リン、チッソ等)の削減

BG無洗米が普及したことで、海や河川を汚すとぎ汁がでなくなり、結果、以下の環境汚染物の削減に繋がりました。

「とぎ汁を出さないことによる汚濁物質(BOD、COD、リン、チッソ等)の削減」画像

エネルギー負荷(CO2排出量)が少ない製造方法

BG無洗米は普通米に比べてライフサイクル全体のCO2排出量が少ないことが特長です。
お茶碗一杯あたりで比較するとCO2約4.6g削減できることがわかりました(※)。
※全国無洗米協会調べ(2009年12月発表)

消費エネルギー比較 (財団法人お米1㎏あたりのエネルギー消費量、CO2排出量比較

エネルギー消費量(MJ)CO2排出量(kg)
普通米の場合0.8160.078
BG無洗米の場合0.2610.016

ご飯で食べる量あたりのエネルギー消費量、CO2排出量の比較

普通米BG無洗米
茶わん1杯(米75g)5.9g1.3g4.6g

「米の精」事業による完全リサイクルの実現

BG無洗米加工の際に取り除かれる肌ヌカを再生した「米の精」により土壌活性力の向上と、それによる良食味作物の産出に寄与するだけではなく、循環型農業を実現しています。この肌ヌカをとぎ汁として流すと海や河を汚染する有害な物質となります。土に戻すと豊富な栄養成分を基に、微生物が爆発的に増え、その結果肥沃な土壌となって農作物の発育を促し、おいしいお米や野菜、果物が収穫できます。

「米の精」画像

「米の精」による循環型農業図 

「米の精」による循環型農業図の画像

食べる人を満足させて健康にする

ご飯の食味を低下させる原因として除去しきれなかった肌ヌカの酸化による劣化、研ぎ洗いによる旨味成分の流出、摩擦で生じた米肌の傷ですが、米粒の表面を傷つけずに肌ヌカを除去できるBG無洗米は、炊きあがったご飯の食味にも差が出ます。このことは、検査結果から科学的にも証明されています。

普通白米、BG無洗米ヌカの画像
BG無洗米、普通白米、他の無洗米の味の違いグラフ
BG無洗米、手洗いした米の栄養成分

米の精による環境教育を推進

取り組み事例

体験型環境教育推進プログラム「いきものみっけファーム」
★文部科学省「青少年の体験活動推進企業表彰」
審査委員会奨励賞

BG無洗米の副産物「米の精」という土壌を活性化する起爆剤を使うことで土壌が短時間で活性化し、健康で美味な作物づくりと多くの生き物であふれる土作りが出来ます。そのような農地や田んぼを使い、田植え体験、畑や田んぼの生き物観察などを行うことにより、子ども達にとって分かりやすく、喜びが感じられる生きた環境体験が可能となります。

田植え画像1
田植え画像2
田植え画像3
田植え画像4

各方面からの高い評価

平成27年度 地球環境大賞 「環境大臣賞」

受賞理由
「平成3年より取り組んでいる、BG無洗米による米のとぎ汁公害及びCO2排出の削減活動」


平成15年度 瀬戸内海環境保全功労者賞 「環境大臣表彰」

受賞理由
「平成3年に、日本人の主食である米の優れた精米技術(無洗米)を開発し、その普及促進により、米のとぎ汁等による生活排水問題への関心を高めたため」


農林水産大臣賞受賞

平成13年度 農林水産大臣賞

受賞理由
「糠の粘着性を利用した無洗米の研究と開発」


エコライフ琵琶湖賞最優秀賞受賞

平成10年 第1回 エコライフびわ湖賞 「最優秀賞」

受賞理由
「画期的な精米方法を採用することで、米を水でとぎ洗いしなくても良い。節水と汚濁負荷削減が期待され、他にも様々なエコライフ的取り組みに気付くきっかけとなる」


 
  • 平成15年度 ちいき経済賞 エコロジー賞
  • 平成14年度 わかやま環境大賞
  • 平成13年度 安藤百福記念賞 優秀賞
  • 平成13年度 食品産業功労賞 技術部門