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夏のキャンプ!親子で学ぼうSDGs

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小学校3年生の娘が、総合学習の課題で「SDGsで自分ができること」をテーマに選びました。私自身も登山ガイドとして「自然を守りたい」という気持ちは持っていますが、まだまだ勉強不足は否めません。そこで、まずは娘と二人でSDGs 17の目標を丸暗記することにしました。

はじめは「全部暗記するなんて無理だよ~」とブーブー言っていた娘でしたが、週末のキャンプを楽しみながら、問題を出し合っているうちに、いつのまにか覚えることができたようです。

弟と水遊びをしながら、『目標6・安全な水とトイレを世界中に』と繰り返しているうちに5歳の弟でも口ずさめるようになりました(笑)

このように、自然を楽しむキャンプはSDGsを学ぶ場所にピッタリではないかと思います。この夏は、親子でキャンプを楽しみながら、SDGsの目標に向かって、自分たちにできることを考えてみるのはいかがでしょうか?

キャンプで学ぶSDGs①「焚き火」

焚き火はCO2を排出することになります。しかし薪は化石燃料と異なり、材料となる木の成長過程で光合成によるCO2吸収がおこなわれるため、大気中の温室効果ガスの増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」な燃料といわれています。焚き火を使って暖をとったり、料理を作ったりすることは『目標13・気候変動に具体的な対策を』に貢献できます。

里山の森や林を守るために行われる間伐材(木と木の間を最適にするために間引かれた木)を薪として使うことで『目標15・陸の豊かさも守ろう』にも貢献。

キャンプで学ぶSDGs②「地産地消」

農産物直売所に行き、地元で生産された旬の食材を購入し、地元の経済を活性化させることで『目標11・住み続けられるまちづくりを』に貢献できます。

直売所に行ってから、その日のキャンプメニューを考えるなんて、なんだかワクワクしませんか?
今回は直売所で買った「ニラ」「豚肉」「塩だれ」をつかって、炊き込みごはんを作ってみます。

キャンプで学ぶSDGs③「無洗米」

きれいな川にお米のとぎ汁を流したくない!栄養豊富なとぎ汁を流すことで、その土地本来の生態系に影響を及ぼすかもしれませんし、とぎ汁に含まれる有機物、窒素、リンなどが海に流れ出ることでプランクトンや微生物の大量発生がおき、赤潮が発生して魚や貝が死んだり、ヘドロが発生したりすることも考えられます。『目標14・海の豊かさを守ろう』のためにも「肌ヌカ」を取り除いた無洗米を使いたいものですね。

ただ無洗米を使ったとしても、その除去した「肌ヌカ」が無駄に捨てられているのでは、意味がありません。BG精米製法で精米された「BG無洗米」は、工場で除去した「肌ヌカ」が「米の精」という有機質資材にリサイクルされ、作物の肥料や家畜の飼料として再利用することが可能です。私たちアウトドアを楽しむキャンパーたちが、きちんとBG無洗米を選ぶということも『目標12・つくる責任つかう責任』に貢献できるのだと思います。

さらに、私が普段から使っている「金芽米」や「ロウカット玄米」であれば、栄養価も高く『目標2・飢餓をゼロに』や『目標3・すべての人に健康と福祉を』にも貢献できるといえるでしょう。
たった一杯の炊き込みごはんからも、さまざまな目標や課題が見えてくるものですね。

ニラと豚肉の塩だれ炊き込みごはんの完成です。

焚き火を囲み、炊き込みごはんを食べながら、小学生の娘とSDGsについて語り合うキャンプ。横では、息子が覚えたての『目標6・安全な水とトイレを世界中に』を繰り返し暗唱してお母さん(shiho)に自慢中。とても楽しい家族の時間が流れていきます。

娘「17の目標は覚えられたけど、難しい言葉も多くて、なにが自分にできるのかハッキリ分らないなぁ。」

ヤッホー!!「環境にやさしいことも大切だけど、例えば『目標5・ジェンダー平等を実現しよう』とか『目標10・人や国の不平等をなくそう』みたいに、ひとりひとりの個性がきちんと評価される社会であるために、相手の立場に立って考えたり、人にやさしくしたりするっていうのもSDGsなんじゃないかな?」

娘「電車で、おじいさんおばあさんに席をゆずるとか?」

shiho「そうね。他にも、地球上には電気や水道がきちんと届かない場所も沢山あるんだから、それが普通に感じられる日本に住んでいるということが、本当に幸せなことなんだって理解することも大事だと思うよ。家で私がいつも言っているように、電気はこまめに消す、水は流しっぱなしにしない。そうやって無駄にしないことも、今できることなんじゃないかな?」

娘「うん、じゃあ、食べ物の好き嫌いをしないのも、ごはんを残さないのもSDGsってことだよね。『目標2・飢餓をゼロに』みたいに、世界ではお腹がすいて苦しんでいる人がたくさんいるんだから、捨てるなんてもったいないもんね。」

無駄にしちゃダメって思いながら食べると、苦手だったニラも不思議とおいしく食べられる。

ヤッホー!!「そうだね、そうやって幸せを無駄にしないって考えるなら、学校の勉強だって同じだよ。『目標4・質の高い教育をみんなに』で課題となっているように、世界には戦争や貧しさだったり、学校や先生の数が足りなかったりして、勉強できない子供が沢山いるよね。だからこそ、当たり前のように学校に通えている日本の子供たちは、それを無駄にしてはいけないと思うよ。どれだけ勉強が難しくても、宿題が多くても、しっかりと頑張ってテストでよい点数を取る!これだって、りっぱなSDGsなんじゃないかな~?」

娘「・・・・・・(苦笑)」

きれいな川で子供たちが楽しく遊んでいる姿を見ていると、本当に幸せな気分になります。

この豊かな自然を、孫の代、ひ孫の代、そしてさらにずっと未来に生まれてくる子供たちに残していきたいと思いませんか?

そのために私たちが今できることを考え、より良い選択していきたいものですね。